金環食

金環食

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金環食とは

太陽の前を月が通過するために一部もしくは全ての太陽が覆い隠される天文現象が日食です。太陽の一部だけが隠される時が部分日食で、全部隠される時が皆既日食です。また、太陽の方が月より大きく見えることで月の周囲から太陽がはみ出し金色の輪が見える時が金環食です。これらは超貴重な天体ショーですから、金環食とは何なのかなどを知っておくと役立ちます。

 

天文現象のひとつ金環食とは
月に太陽が隠されてリング状に光が見える天文現象を金環食と言います。この金環食が起こる条件は、地球と太陽の距離が近いことと、地球と月の距離が遠いことで太陽の見かけの大きさが月の見かけの大きさより大きくなることです。このような条件により太陽を月が完全に隠し切れなかった時に金環食が起こるのです。皆既日食と同様に金環食も細い帯状の地域で観測が可能で、この帯状の地域を金環帯と呼びます。ただ、地球全体の表面積から考えると金環帯は非常に狭いもので、金環食も皆既日食と共に珍しい天文現象と言えます。このような天文現象を観察する場合は、想像以上に太陽の光は強いため直接観察することは失明の危険性があります。観察時には専用の日食観察グラスや遮光板などを使用することを心がけることが大事です。

 

皆既日食と金環食の違いは?
皆既日食と金環食が同じと勘違いしている方もいますが、皆既日食でしか見られない現象があって金環食と大きな違いがあります。金環食になると太陽がリング状に輝くため太陽光の一部が地表に届きますが、皆既日食では完全に太陽の光が届かなくなって暗くなる点が違います。また皆既日食では太陽コロナやプロミネンスが見れますし、皆既の前後にはダイヤモンドリングが輝きます。しかし、皆既日食の現象を金環食で観察することはできません。皆既日食と金環食には違いが大きくあるのです。

 

皆既日食と金環食が同時に観測
皆既日食と金環食には違いがあると言いましたが、一度の日食で皆既日食と金環食の両方が同時に起きる珍しい現象が起きたことがあります。このように一部地域では金環食が観測されて、また別の地域では皆既日食が観測されることをハイブリッド金環皆既日食と言います。このハイブリッド金環皆既日食が観測されたのは、赤道付近のアフリカ地域と北大西洋との限られた範囲のみで、アメリカ東海岸では部分日食が観測されています。このような不思議な現象が起こることかも日食は超貴重な天体ショーと言えます。